復興大学についてAbout Fukkou University Alliance

平成23年9月
学都仙台コンソーシアム運営委員会内に「復興大学構想検討委員会」を設置。
「復興大学構想」を文部科学省に提出。
平成23年12月
文部科学省より「大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」として復興大学が採択される。
5年間で、人材育成・教育復興支援・地域企業支援・ボランティア支援の4事業を柱に、この地の復興に寄与することを 目指した。
平成28年
学都仙台コンソーシアムに「復興大学部会」設置。
平成29年9月
宮城県、「復興大学支援事業補助金」を採択。
学都仙台コンソーシアム復興大学部会を設置し、引き続き4年間、4事業を実施した。
復興大学 Report 令和2年度までのあゆみ
体制図

あの東日本大震災から12年という歳月が流れました。

復興大学は、学都仙台コンソーシアム復興大学部会が主体となり、震災直後の平成23年度より、人材育成、教育復興支援、企業支援、ボランティア支援の4事業を柱に、災害に柔軟に対応できる人材育成と地域支援を目的に活動を行ってまいりました。

社会では被災の風化が言われるようになっておりますが、いくら時間が経過しても、あの災害で、親族、友人、知人を失った悲しみが小さくなるものではありません。あらためまして、犠牲になられた多くの方々に心からの哀悼の意を表する次第です。被災地域においては、街並みや交通インフラの整備が進み、復興が着実に進んでいるように見えます。しかしながら、産業復興の立遅れ、人口流出による人口減少や高齢化等、被災地域は多くの課題を抱えており、復興は、12年という時間がたったとは言え、まだまだその途上であることは明らかです。3.11の東日本大震災は、日本という国のあり方、個人の生き方、あるいは原子力発電を含めた科学技術のあり方を根本から問い直すことになりました。

復興大学では、もう一度私たちの立つ原点を確認するとともに復興の意味を問い直したいと思っております。未来に向かって希望の持てる地域に生まれ変われるよう、復興大学とともに歩みを進めて行きましょう。

学都仙台コンソーシアム復興大学部会 部会長
(東北工業大学 地域連携センター長 教授)
山田 一裕