今の若い世代が受けた「科学」の教育は中世ヨーロッパの「神的存在」に近いという指摘がありました。「本来中世ヨーロッパにおいて科学が生まれた背景は、神の世界から『人間性復興』へと視点が移ったことにあるが、今の日本の科学の教育は逆を行っている」と先生はおっしゃっていましたが、私自身もその通りだなと思いました。科学を、受動的に疑わざるものとしてではなく、「人間とは何か?」という視点から見てみることが必要であると痛感する講義でした。
会場からは来年高校の教育実習に行く学生が、今日の授業で学んだことを実習先の高校生に伝えたいという感想がありました。