災害科学とは何か、といった防災分野の学問的枠組みについて解説がありました。災害科学国際研究所の成り立ちや、2015年に策定された仙台防災枠組などの紹介、防災を取り巻く社会的な状況をお話いただきました。世界でも防災関係の研究者の間でSENDAIという地名を知らない人はいないレベルだそうですが、逆に日本人のなかに仙台防災枠組が浸透していないそうで、普及に向けた問題意識が伺えました。後半では、現在行われている取り組みを中心に、避難訓練などの実践的防災学や、テクノロジーを活用した研究に関してもご紹介がありました。また未来に向けて風化を防ぐ重要性やそのための取り組みについても語られました。