『資源循環を考慮した災害廃棄物の有効利用』というテーマの講義でした。初めに、今月に起こった西日本豪雨災害(平成30年7月豪雨)の状況について土石流がどこで、何が、どのように流れたのか解説がありました。東日本大震災に続き、西日本豪雨でも発生した多量の「災害廃棄物」を有効利用することの重要性は高く、ガレキと化したものを、なるべく街を復旧・復興する資材に転嫁させて行くことが復興の鍵となります。また、「地域協力」の力を含むレジリエンス力(回復力)の高い社会の構築をいかに目指していけるかが今後の課題であるという指摘がありました。
授業の最後には、災害を100%防ぐことはできないという先生のお話を受けて、『防災』ではなく『減災』を旗印として積極的に使う必要があるという発言があり、講師の今西先生も賛同していました。