「被災集落のくらし・その記憶と未来 その2 仙台あすと長町の事例から」というテーマの講義でした。つながりデザインセンターで活動する宮本愛さんがゲストスピーカーとして、あすと長町の事例が発表されました。あすと長町の災害公営住宅は様々な土地から住民が集まり、居住しています。多様な立場や背景をもつ人々の交流の場としてコミュニティセンターが機能するためには、場の運営者として職業的に関わる第三者の役割が必要であり、その奮闘の様子が発表されました。
また、「地域づくり」には60代以上の男性の参加が多いのが現状であることを踏まえ、今後を担う若い世代が参加する環境を考えていく上で、「自分(たち)らしさ」・「合理的」というキーワードが挙げられました。
授業の最後のディスカッションでは、以上の二点のキーワードに加えて今後の町づくりにおいて、「合理性」も大事だが、「楽しさ」が必要であるという受講生からの意見もありました。