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復興人材育成教育

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平成30年度 県民講座(講座29)

更新日:2018.11.07

日時
11月3日(土)13:30~14:30
科目
復興の科学技術
担当講師
東北工業大学 船木 尚己 先生
平成30年度 県民講座(講座29)

「建築構造に求められる新たな役割」というテーマの講義でした。

「建物の機能性の維持」をキーワードとして掲げ、東日本大震災での建物被害の話がありました。建築構造被害がなくても使用不可になった事例をいくつか挙げ、住機能や施設機能を維持することの重要性を説いていました。また、東日本大震災でも建物の機能を維持できた事例として石巻赤十字病院の事例を挙げ、免振構造の普及が以前にも増して進んでいる実情について説明がありました。制振構造・免振構造・耐震構造についてシミュレーションを用いた説明があり、受講生の関心をひいたようでありました。

講義終盤には、スカイツリーや国立競技場など一般的によく周知された建物の構造についてであったり、熊本の震災での建築被害についてであったり、多くの質問が寄せられ、活発な議論がなされていました。