震災後改めて浮き彫りになった、日本の農業・農村が抱えている高齢化や担い手不足、農地利用等の課題の解決に向け、『復旧ではなく復興』をテーマに被災地の農業復興のモデルを基に解説いただきました。
津波被災地での農外資本と連携した新たなビジネスモデルやICT・ロボット技術を利用したスマート農業など新たな方法によって、作業の自動化による農地拡大や熟練農家の技術継承、データ管理による高度な経営が可能になるであろうということでした。
こうした効率性・収益性を追求した農業と伝統的家族経営の持続生産農業など多様性を大切にしていくこれからの農業を考えるいい機会となりました。
令和元年度 県民講座 講座4「復興の経済学」
更新日:2019.7.2
- 日時
- 6月29日(土)13:30~14:30
- 担当講師
- 東北大学 大学院農学研究科 伊藤 房雄 先生
- テーマ
- 「どこまで進んでいるの?津波被災地の農業・農村復興」