世界の地震活動の20％を占める地震大国日本において、第一章は「津波」を知る、をテーマに津波の様々な発生原因や特に海底地震により発生する津波の伝播特性を解説いただきました。
第二章は「過去の津波」を知る、をテーマに古文書を基にした1600年代の地震・津波発生の分布や津波警報システムの正確性・迅速性向上の過程、東日本大震災の特異性を紹介いただきました。
受講生からは、警報システムの東北沿岸での整備は進んでいるであろうが、南海方面の対策はどうなっているのかという質問があり、紀伊半島や九州を中心にセンサーや避難タワー・防潮林の整備が進んでいるということでした。
令和元年度 県民講座 講座5「復興の科学技術」
更新日：2019.7.2
- 日時
- 6月29日（土）14：45～15：45
- 担当講師
- 東北大学 災害科学国際研究所 今村 文彦 先生
- テーマ
- 「津波の発生と被害のメカニズム」
