災害科学国際研究所の活動の紹介から始まり、予測から災害発生、対応、回復、対策という災害対応サイクルと災害科学についてご説明いただきました。
文理融合型による災害研究の発展として、伊達政宗の時代の資料を紐解き明らかになった当時の被害からの復興イノベーションや風化を防ぐ伝承モデルを見ながら、現在の被災地での活動事例を紹介いただきました。
また、津波避難プロジェクト「カケアガレ!日本」では車600台、のべ3500人が参加した山元町の避難訓練のビデオを見ながら、車を使った避難や産官学民が連続性をもって連携していく重要性と課題があることを強調されました。
最後に、伝承のモデルとして『人から人へ』が特に重要であるということから「あの時」プロジェクトもご紹介いただき記憶と教訓の風化を防ぎ伝承していく大切さを学びました。
令和元年度 県民講座 講座6「復興の科学技術」
更新日:2019.7.2
- 日時
- 6月29日(土)16:00~17:00
- 担当講師
- 東北大学 災害科学国際研究所 今村 文彦 先生
- テーマ
- 「東日本大震災後の災害科学分野の発展と課題」