2011.3.11に何が起こったのか、ここでは災害というより自然現象として何が起こったのかを紐解くべく、海底調査観測からみる破壊過程でマグニチュード9の地震の正体として地形の変化を調べたところ、平均で東南東に50m動いて7mもりあがっていたというプレート境界型地震発生のしくみ、また宮城県沖における大地震と巨大地震の共存などの解説から講義が始まり、海溝底の地層に残された巨大地震の痕跡の調査から断層のすべりと地震の連鎖についての解説がありました。直後は全貌が分らなかったこの地震も翌4月から断片的に分り始めたものの、未だに全貌について解明されていない部分もあり、また地滑りはGPSにより6年前からゆっくり始まっていたのが後でわかったという報告もありました。
このあとは宮城県沖地震のサイクルに続きます。