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復興人材育成教育

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令和元年度 県民講座 講座31「復興の思想」

更新日:2019.11.22

日時
11月2日(土)14:45~15:45
担当講師
岩手日報社 報道部記者 鈴木 優香理 先生
テーマ
「震災とメディア~岩手から~」
令和元年度 県民講座 講座31「復興の思想」 令和元年度 県民講座 講座31「復興の思想」

2コマ目からは「復興の思想」について、メディア関係で活躍されているお二人にお話しをいただきました。お一人目の講師は岩手日報社の報道部所属の鈴木 優香理 記者です。自己紹介と震災当日とそれ以降の新聞報道について、地方紙としては全国紙やテレビ報道のようにセンセーショナルな「物語」ばかりが報道ではなく、特に震災直後は読者が一番知りたい情報を伝えるのが「生死に関わる情報と生きるための情報=被災地の新聞社の使命」とし、被災地・被災者に寄り添い続ける原点となったことを語られました。これらは直後の避難者名簿の掲載から始まり2012年3月からは犠牲者名簿から遺族1人ひとりを丁寧に取材した、生きた証を残す「忘れない」を掲載、2016年3月からは「命を守る」教訓を伝え続けるために人間関係を築きながら取材をされ、2019年の3月11日の紙面は被災者の「孤立」についての遺族アンケートを掲載するという紙面にも表れております。

お言葉として、『復興はマラソンと同じで最後の走者まで守り続けなければならない』メッセージをいただき、風化をふせぎたい想いで岩手日報社は3月11日を「大切な人を想う日」にできないかと考えています。
これからも地方紙としての役割は「伝えることで地域をよい方向にかえること」「弱い立場にある人の声を聞き、伝えること」「地域の歴史を記録すること」とお話され、岩手日報社の復興への思いを感じることができました。

岩手日報HP掲載 東日本大震災8年特集
https://www.iwate-np.co.jp/page/higashinihon2019

「大切な人を想う日」署名にご協力ください↓
https://www.iwate-np.co.jp/content/taisetunahito-omouhi/